ラクトフェリンの動脈硬化改善効果

私達現代人は、生活習慣病にかかるリスクが非常に高いと言われています。特に高血圧や高脂血症から死の危険性がある動脈硬化につながるケースは多く、生活スタイルを改めて体質改善をしていかなければいけないと考える中高年も多いのではないでしょうか？ラクトフェリンは、この動脈硬化を未然に防いでくれる働きがあると言われているのです。

【動脈硬化とは何？】

動脈硬化は生活習慣病の1つだけど、イマイチどんな病気か分からないという人もいるかもしれません。動脈硬化は、日本人の3大死因の1つとされており、心臓系や脳血管系疾患に大きく関与する病気と言われています。血液がどろどろになる高脂血症になると、血液がサラサラの状態に比べると、流れが悪くなります。すると動脈は次第に硬くなり、血栓ができて、血液が全身に行き届かなくなります。血液が全身に回らなくなれば、生死にかかわるでしょう。血液中の脂質が異常に増加してしまう病気は、高脂血症や脂質異常症と呼ばれています。

【血液中の脂質とは？】

動脈硬化の原因となってしまう血液中の脂質は、中性脂肪やコレステロールが中心になります。コレステロール値があがってしまうのは、脂っこいものを食べ過ぎたり、アルコールを飲みすぎたり、バランスの悪い食生活を続けていると起こるでしょう。また遺伝も関与していることも考えられます。食べ過ぎや内臓脂肪のつきすぎや肥満、さらには運動不足によっても高脂血症は起こりやすいでしょう。

【糖化によって生成されるAGEが動脈硬化の原因になる？】

動脈硬化は中性脂肪やコレステロールが高まることによって起こりますが、酸化や糖化が大きく関与しています。特に糖化によってできるAGEは動脈硬化の原因となると言われているのです。AGEは終末糖化産物と言われており、老化物質になります。血糖値が高い状態が続いてしまうとこのAGEがたくさん体内で生成されてしまうのです。

【AGEの発生を予防できるラクトフェリン】

母乳に多く含まれるたんぱく質ラクトフェリンには、老化物質であるAGEの発生を予防する抗糖化作用があると言われています。AGEが生成されなければ、動脈硬化になりにくく、どろどろの血液から、サラサラの状態に改善できるでしょう。ラクトフェリンは、AGEと結合して、排泄を促してくれるので、体内からAGEが素早く排出されるようになります。高脂血症でお悩みの人や、動脈硬化予防の生活を続けている人にラクトフェリンの摂取はおすすめです。