ラクトフェリンの製造工程
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最終更新日:2015/07/14 ラクトフェリンの基本
安心安全ラクトフェリンの魅力
生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力が全くといっていいほど無いに等しいのですが、何故元気に育つのでしょうか?それはわたし達の体に本来備わっているラクトフェリンが大きく関わっているからです。ラクトフェリンとは人間やウシなどの哺乳動物の母乳や血清、涙などに含まれるたんぱく質ですが感染防御という重要な役割を果たしています。特に生後間もない母乳には100mlあたり約600mgという大量のラクトフェリンが含有されているので免疫のない赤ちゃんが健康に育つのです。本来ヒトに存在する成分のため安全性は高く評価され実用性も高いため1939年に発見されて以来世界中でさまざまな研究と開発がおこなわれてきましたが今では感染防御機能以外に健康にかかわるさまざまな効能が立証されています。主な機能としては貧血予防と改善、内臓脂肪軽減、腸内環境正常化などが挙げられていますが副作用の心配もなく安心して服用できるのがラクトフェリンの魅力といえます。
ラクトフェリンを摂取するには
ラクトフェリンを健康の為に摂取しようとした場合にはサプリメントもしくはラクトフェリン配合と表記されている乳製品からの摂取が良いとされます。ラクトフェリンは乳成分ですが熱に弱い特性があるために通常の熱加工処理をしている牛乳などでは摂取が不可能です。熱加工処理がされていないチーズなどもありますが含有量自体は少ないために効果が期待できないのも事実です。また酸にも弱いのでサプリメントでの摂取の場合には腸溶タイプのものでなければ効果が期待できないので注意が必要です。このことからわかるように体に有効なラクトフェリンを作るためにはいろいろな研究がされているのですが、服用する立場としてはラクトフェリンの製造工程が気になります。
ラクトフェリンが作られるまで
ラクトフェリンの一般的な製造工程は牛乳からホエイすることから始まります。ホエイとは牛乳を分離させ乳脂肪分やカゼインなどの固形物とそれ以外の水溶性(ホエイ)に分けることです。分離した固形物の方にラクトフェリン成分が含まれているのでさらに固形物から塩分と鉄分をぬく作業をおこないます。その後殺菌させ濃縮させたものを乾燥、凍結させて粉末にしたものがラクトフェリンとして使われるのです。腸溶タイプのサプリメントの場合はこれを、胃酸で溶けない仕組みの糖衣錠などで覆い商品化をしています。ヨーグルトなどの食品に起用する場合には粉末状のラクトフェリンと一般のヨーグルトを調合して味覚を整え商品化しています。
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